ぐんま暮らし支援センター就職相談窓口

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アイスクリーム王国ぐんま(あなたの食べているアイスは群馬産だ!)

 4つくらい前の記事に「カップ焼きそば王国ぐんま」の話を書きましたが、群馬県はアイスクリーム王国でもあります(乳製品のアイスクリームですので「ガリガリ君」などの氷菓は対象外になります)。

 出荷額は全国ナンバーワンでトップを走り続けています。その金額は525億5千万円(2014年)。その年の日本全国の出荷額は3,398億2千万円だったそうですから、シェアは15.5%になります。背景には、群馬県は酪農業が盛んなので、良質な原料が手に入りやすいということがあると思います(2位は埼玉県、3位静岡県)。

 今ではもう誰もが知っているトリビア話になりますが、高崎市新町でハーゲンダッツのアイスクリームは作られています(群馬のイメージとハーゲンダッツのお洒落なイメージが重ならないのか、他県民にこの話をすると今でも、え~ッ!と驚かれます。失礼なオッサンボーイズ&オバサンガールズたちです)。横浜市に本社のあるタカナシ乳業の群馬工場が生産基地です。なにせ、ハーゲンダッツジャパンは、ハーゲンダッツサントリーホールディングスタカナシ乳業合弁会社ですから(タカナシ乳業も「横濱馬車道」のブランドでアイスクリームを販売しています)。同じ高崎市にはクラシエフーズ(旧カネボウフーズ)の新町工場があり、「甘熟果実のマスクメロン」や「ヨーロピアンシュガーコーン」といったアイスクリームが作られています。

 伊勢崎市には明治ホールディングス傘下の明治の群馬工場(旧明治乳業の工場)があります。そこでもアイスクリームが作られています。また、同じ伊勢崎市には、やまひろ(本社広島市)の群馬工場があって、ここでもやはり様々な製菓会社のアイスクリームが作られています。やまひろの取引先には、明治、ロッテアイス江崎グリコ、森永製菓、森永乳業赤城乳業ハーゲンダッツジャパン、井村屋(肉まん・あんまんだけでなく、この会社の「あずきバー」のファンは多いでしょう)、日世(ソフトクリームのコーンだけでなく、粉末のソフトクリームの元も売っている会社)が上げられています。このほか伊勢崎市には、日本アイスクリーム協会会員の協同乳業メイトー)の新群馬工場がありますが、ここでももしかしたらアイスクリームを作っているかもしれません(未確認)。

 地場のメーカーとしては、桐生市のシロフジさんは「アイスまんじゅう」を作っていますし、みどり市ではアイス工房さんが「こんにゃくアイス」を作っています。ほかにも東毛酪農業協同組合太田市)、伊香保グリーン牧場(渋川市)、神津牧場(下仁田町)などでアイスクリーム(ソフトクリーム)が作られています。

 また、アイスバー製造機業界のリーディングカンパニー、サイトー機械金属は伊勢崎市にあります。今では夏と言わず、通年で食べるようになったアイスクリーム。特ダネにはなりませんが、なかなかなもんでしょ、ぐんま。