ぐんま暮らし支援センター就職相談窓口

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結婚しないって本当ですか?

 フォークデュオのダ・カーポが唄った「結婚するって本当ですか」という1974年にヒットした歌があります。女性ボーカルの榊原広子さんの透き通った声が印象的な歌で、結婚式であてつけにこの唄を歌う人もいたやに聞いております(そんな人、いないか・・・)。

 その頃の生涯未婚率(50歳時に一度も結婚したことがない人の比率)は、男2.12%、女4.32%でした。因みに初婚年齢が男27.65歳、女24.48歳(1975年国勢調査)です。

 それが2010年国勢調査では、生涯未婚率が男20.14%、女10.61%になり、初婚年齢も男31.18歳、女29.69歳に急上昇しています。上昇は1990年頃からが顕著で、こんなところにもバブル崩壊、経済の長期停滞の影響が出ていると言われたものです(大学進学率も1990年頃から急上昇します)。

 しかし今朝の新聞を見てさらにびっくり。明治安田生活福祉研究所が今年3月に行ったインターネット調査の結果です。結婚願望が、20代未婚男性が3年前の67.1%から38.7%に激減。20代未婚女性も、82.2%から59.0%に急低下したそうです。30代未婚男性も52.9%から40.3%へ、女性も60.3%が45.7%に減少しています。「結婚しなくていい」と考えているかどうかは分かりませんが、「どっちでもいいや」と思う人は確実に増えているのかもしれません。これからも、生涯未婚率も平均初婚年齢もあがるでしょうね。

 日本は、子どもをつくるのは結婚が前提という考えの強い社会です。妊娠先行型結婚、所謂できちゃった結婚(shotgun wedding)が多いのは、結婚したいなら妊娠しちゃえ、と考えるからでしょう。いやはや少子化対策どうします?

 それにつけても、「結婚しないって本当ですか?」では歌のセリフになりませんが、かつて愛した人の結婚を風の便りに聞いて、ひとり寂しく涙を流す、という悲劇の人も少なくなりますね(「分かれても好きな人」ではなくて、「分かれたら、次の人」という言葉もあるのですが・・・)。