ぐんま暮らし支援センター就職相談窓口

Gターンyour turnぐんま暮らし支援(Gターン)センター就職相談窓口はJR有楽町駅近く東京交通会館8階に開設されました

英国EU離脱と就活

 大方の予想を裏切って(と思うのですが・・・)、英国の国民投票でEU離脱派が勝利しました。今日、日経平均株価終値で前日比1,300円近く下げ、外国為替は対ドルで一時100円割れになり、午後5時では103円前後の取引になっています。

 新卒就職戦線では、内定を出し切ってやれやれと思っているところ、内定辞退の嵐に見舞われて頭を抱えているところ、悲喜こもごもの状況でしょうが、いずれにしてみてもそろそろ採用計画見直しの時期です。果たして、2017卒の就職戦線に影響はあるのでしょうか。 

 英国のEU離脱が収益見通しに大きなマイナスと考える企業の中には、内定辞退の補充対策にそれほど力を入れない企業も出てくるかもしれません。ただ、去年も今年も採用計画を大幅に下回る新卒者の採用しかできなかった(できそうにない)企業は、手を抜かずに採用活動を展開するでしょう。

 結論から言えば、円高で収益が低下する企業もあればその一方で収益が上向く企業もある訳ですし、大企業の多くは採用活動の終局でしょうから、2017卒の就職戦線は全体的にはそう大きな影響はないでしょう。ただ、多くの経営者が「英国EU離脱」に、心理的に大きなマイナスインパクトを感じたことは間違いないと思います。個別に、自分の希望する会社の動向に注意するしかありません。ただ2018卒に関して言えば、慎重な採用姿勢に転じる企業が多くなるのではなかろうかと思います。2017年卒の就職戦線がリーマンショック後のピークだった、ということにならなければいいのですが。