ぐんま暮らし支援センター就職相談窓口

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読み応え充分な『捨てられる銀行』とふるさとクラウドファンディング

   Gターンyour turnぐんま暮らしの群馬駄右衛門生活(ぐんまだえもんなまかつ)です。

 話題の『捨てられる銀行』(橋本卓典著 講談社現代新書)を読ませてもらいました。地域金融の問題をえぐった本です。担保と保証と財務情報に過度に依存した融資で、低金利貸し出し競争を繰り広げているだけでは、地域金融機関に明日はない、とした本です。

 何故そうなってしまったのか、を丹念に追いかけています。そして昨年7月に金融庁長官に就任した森信親氏が何を目指しているのか細かに述べられています。金融機関を論じた本ですが、地域再生・地方創生に関心がある方も是非読んでみてください。

 最後の方に、そうしたカルチャー(担保と保証と財務情報に過度に依存した融資)に染まりきった金融機関が、重要顧客からどのような態度を見せられたかの恐ろしい事例が書いてあり、思わず一人で、ひえ~ッと叫んでしまいました。

 内閣府は平成26年10月に「ふるさと投資連絡会議」を立ち上げ、「資金の大都市から地方の流れや地域内での循環、住民による直接的な資金提供のしくみ」の普及促進に取り組んでいます。連絡会議のメンバーには多くの金融機関も参加しています。ただ、「支援団体等」として参加しているクラウドファンディング仲介会社の動きの方が目に付くように感じるのは私だけでしょうか?

 今日(7月4日)の日本経済新聞「新興・中小企業」面に、クラウドファンディングの記事が出ていましたが、2015年度の国内クラウドファンディング市場(新規プロジェクト支援額ベース)は約283億円と2012年度の4倍になったそうです(矢野経済研究所調べ)。

 今朝、「ふるさと投資連絡会議」のメンバーで「ふるさとクラウドファンディング」を標榜するFAAVO(ファーボ)の群馬サイトに、「起案者」として古くからの知り合いの名前を発見しましたが、すでに応募期間が過ぎていました。残念・・・。