ぐんま暮らし支援センター就職相談窓口

Gターンyour turnぐんま暮らし支援(Gターン)センター就職相談窓口はJR有楽町駅近く東京交通会館8階に開設されました

これからの季節、あなたが食べるキャベツはぐんま産だ!(でも、キャベツばかりではない嬬恋村)

  Gターンyour turnぐんまぐらしのの群馬駄右衛門生活(ぐんまだえもんなまかつ)です。

 こんなことをわざわざ書かなくても、多くの人が知っている事実ですが、群馬県嬬恋村はキャベツの一大生産地。それも「夏秋キャベツ」で断トツ日本一の存在です。嬬恋村の周辺でもキャベツは生産されています。それで、これからの季節、あなたが食べるキャベツはぐんま産だ!ということになります。

 キャベツは出荷時期によって「春キャベツ」、「夏秋キャベツ」、「冬キャベツ」に3分類されますが(もちろん品種も違います)、春キャベツが4~6月、夏秋キャベツが7~10月、冬キャベツが11~3月の扱いになります。平成26年の数字ですが(野菜生産出荷統計)、全国の夏秋キャベツの出荷量は42万1,200トン。このうち、2位の長野県(5万4,400トン)を大きく引き離して、21万8,200トンで群馬県がトップです。シェアは51.8%。特に、7月8月9月の東京中央卸売市場の夏秋キャベツの取扱量は群馬県産が、軽~く50%を突破します。これから東京では、とんかつ屋さんでも、洋食屋さんでも、お好み焼き屋さんでも、餃子屋さんでも、もちろんご家庭でも、半分以上のところで群馬県産キャベツの味が楽しめることになります。

 ところで、余り知られていないのが嬬恋村のジャガイモ。一度食べたら、北海道産も長崎産も「どってことない」と思えてくるそうです。10年位前から毎年10月に「じゃがいも収穫祭」が開催されています。なぜ嬬恋村でジャガイモなのか。それは、今年4月に国立研究開発法人農業・食品産業技術研究機構(農研機構)に統合された旧独立行政法人種苗管理センター嬬恋農場があるからです(一気に読むと、呼吸、苦しくなったでしょう?)。ここではジャガイモの原原種(種苗)が昔から栽培されていました。種苗管理センターの農場でジャガイモの原原種を栽培している農場は全国で8箇所(4箇所は北海道)ありますが、そのうちのひとつが嬬恋村にある訳です。品質管理に力を入れ、種苗に適さない「野良いも」(!)対策も万全だそうです。そんな研究農場がある嬬恋村のジャガイモが美味しくないわけがありません。

 10月になったら、嬬恋村の「じゃがいも収穫際」に参加して、「第二の永井食堂か?その④」で取り上げた「Vacon」に寄ってベーコンを仕入れ、ジャーマンポテトとザワークラウト(キャベツの酢漬け)を作って思いっきりビールを飲む、これぞぐんまスタイルです。