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ぐんま暮らし支援センター就職相談窓口

Gターンyour turnぐんま暮らし支援(Gターン)センター就職相談窓口はJR有楽町駅近く東京交通会館8階に開設されました

「担担麵」と「坦坦麵」

 Gターンyour turnぐんま暮らしの群馬駄右衛門生活(ぐんまだえもんなまかつ)です。

 少し前のこと、その名を聞けば誰でも、あそこね、とすぐに分かるレストランチェーンの玄関横に、堂々と「坦坦麵」と書いたのぼりが風に揺れているのを見たときには、さすがに驚きました。それ以前にも中華料理店・ラーメン屋さんの品書きに「坦坦麵」を見つけては、エッえ~!と思ったものの、店主のご愛嬌と思い直し、すぐに席を立って店を出るようなことはせず、ちゃんと食事を済ませてから店を出るようにしていました。

 しかし、会社全体では何千人という社員・パート・アルバイトがいるに違いないその大手レストランチェーンののぼりに「坦々麵」を見つけたとき、この会社、またおかしくなるのではないか、と思ってしまいました。お腹はすいていましたが、パスしてしまいました。

 四川料理で知られる「担担麵」は、「元来、天秤棒に道具をぶら提げ、担いで売り歩いた麵料理のためにこの名が付いた」(Wikipedia)と記憶していたので、何千人も社員・パート・アルバイトがいれば、誰かしら気がついて、まさか「坦坦麵」と書いたのぼりが幾重ものチェックをかいくぐって、堂々と玄関脇に立てられることはないだろうと思っただけに、びっくりしてしまったのです。

 近年、大学改革で全国的に注目を集めている或る大学の英文名が、数年前に変更されて話題になりました。その大学は、最後の文字「i」を「y」にすると、とんでもない意味の大学になってしまいますが、その英文名を何十年と使い続けていました。英語不得意の私でもその英文名「ヤバイんじゃないかなあ」と、僭越にも長年思っていたくらいです。大学だから英語の先生がいない訳ないし、とも思っていました。変更するというニュースを聞いたとき、やはり、全学的な大学改革が盛り上がらない限り、英文名ひとつ変えるにしても簡単ではないんだな、としみじみ思った次第です。

 会社・組織が大きくなり、それぞれにいろいろな担当を決めて全体を運営するようになると、担当に遠慮して、「坦坦麵」は「担担麵」じゃないのとか、「うちの英文名、こう誤解される可能性があるんじゃないの」と気軽に言えなくなります。担当がいるんだし、余計なおせっかいをして憎まれる必要もないし、面子をつぶすようなことはしたくないし、と担当外の人間は思うようになります。我が事にあらず、の気持ちが先になります。大組織運営の難しさです。余程、適材適所に人員が割り振られていない限り、なんらかのミスが発生し、それを放置すれば最悪、会社・組織の存続さえ危急に立たされます。

 比叡山延暦寺根本中堂には「千年の法灯」とも「不滅の法灯」とも呼ばれる宗祖伝教大師最澄が火を点けてから絶えることなく延々と燃え続ける灯篭があります。油が切れたら一大事なので、油当番が決まっているのかというと、さにあらず。全山の全僧が注意していて、油が少なくなったと気がついたものが油を足すということになっているそうです。全僧が、火を絶やしてはいけないという緊張感をもっているそうです。

 大学生の「どうしたら、その会社の社風が分かりますか?」というのは、「よくある質問」です。よーく、その会社をウォッチしてください。上記のような例からも、なんとなくその会社の社風をうかがい知ることができます。

 道は平坦ではないでしょうが、Gターン(ぐんま暮らし)して、群馬の会社に入り、より良い組織になるよう奮闘するという人生も、「あり」ではありませんか?