ぐんま暮らし支援センター就職相談窓口

Gターンyour turnぐんま暮らし支援(Gターン)センター就職相談窓口はJR有楽町駅近く東京交通会館8階に開設されました

「人生の楽園」で移住を疑似体験してなごんでいる人は意外に多いかもしれない

人生の楽園」というテレビ番組があります。毎週土曜日の午後6時からテレビ朝日で放送している「移住」をテーマにした30分番組ですが、過去2年間だけを見ても、安定的に11~14%の平均視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を稼ぎ出す人気番組です。読売新聞が毎週水曜日に掲載している1週間の平均視聴率ランキングトップ20にも、たびたびランクインしています。

ビデオリサーチのホームページには東京都だけの視聴率は出ていないので、単純には判断できないのですが、比較的高い視聴率から、移住に対する漠然とした憧れを持つ人は少なくないのだな、と勝手に解釈しています。このテレビを見ることで自足する視聴者も多いと思いますが、何かのきっかけがあれば、地方移住に踏み切る方もいるでしょう。

そういえば内閣府が平成26年(2014年)8月に行った「人口、経済社会等の日本の将来像に関する世論調査」によれば、「地方に移住してもよいと思うか」との問いに、21.3%の人が「思う」と答え、「どちらかといえば思う」も18.4%でおよそ4割の人が地方移住を肯定的にとらえています。若年世代にその傾向は強く、20歳代~40歳代では、「思う」と「どちらかといえば思う」を合わせた数値は50%を上回っています。残業が多かったり、休みが取れない生活が続くと、地方での暮らしが理想的に見えるのでしょうか。

「どちらかといえば思う」を含めた「地方に移住してもよい」との回答は、50歳代では37.5%、60歳代では25.6%、70歳以上では30.2%に低下してしまいます。これに対し、働き盛りの30歳代は57.6%です。人生の楽園」を見て、移住を疑似体験してなごんでいる人は意外に多いかもしれません。