ぐんま暮らし支援センター就職相談窓口

Gターンyour turnぐんま暮らし支援(Gターン)センター就職相談窓口はJR有楽町駅近く東京交通会館8階に開設されました

孟母三遷と移住

 ぐんま暮らし支援センターのリニューアルオープンから、早くも2ヶ月目に突入いたしました。月曜日外、ほぼ毎日、群馬と東京を行ったり来たりしておりますが、まだ、電車の中でチャッチャッとブログを更新する技(ワザ)を身に付けられず、更新がだいぶ延びてしまいました。

 過日のこと、「高崎にできる英語学校について知りたい」という方がいらっしゃいました。小さなお子さんを連れた若いお母さんです。Gターン就職アドバイザーで、就職相談担当ではありますが、勉強のため、移住希望者の方の話も移住相談担当者と一緒に聞くことがあります。子供を先に入学させて、あとからその学校の近くに移住したい、ということでした。

 当方は、相談者の方は昨年4月に、高崎市の隣の玉村町に開校した「フェリーチェ玉村国際小学校」のことについて知りたいのだな、と勝手に思って説明を始めたものの、どうも話がかみ合わない。そのうち小さな子どもがぐずりだしたので、「また、来ます」ということになったのですが、こちらも「調べてご連絡します」というのが精いっぱい。

 その後調べてみると、あるんですね、高崎市にそういった計画が。仮称で「くらぶち英語村」。高崎市の広報誌「広報高崎」6月1日号にその概要が載っておりました。正確には学校ではなくて、広報誌から引用すると、「全国から子どもたちを募集し、1年間から数年間、くらぶち英語村で共同生活を送りながら、倉渕小や倉渕中に通ってもらいます。農山村の自然や文化を体験しながら常駐する外国人のネーティブスピーカーとの生活の中で実践的な英語力を身に付け、国際感覚豊かな子どもたちを育成しようというもの」だそうです。平成30年4月の開設を目指しているとのことです。

 言い訳がましいのですが、当方、前橋市居住のため「広報高崎」を読む機会がないので全く知りませんでした。もちろん相談者の方も東京圏住まいなので「広報高崎」を読む機会はないのでしょうが、ネットで調べたんでしょうかね。子を思う親の気持ちは、無敵のチカラを発揮します。

 このお母さんに会って思い浮かんだのは「孟母三遷」の教え。孟子のお母さんは、孟子の教育のため引っ越を繰り返したという、あれです。それと同時に、魅力的な教育は、人を引き付けるのだな、ということ。例えば、秋田県にある国際教養大学は全国から入学者が集まります。古くは、前橋市で幼少年期を過ごした終戦内閣総理大臣鈴木貫太郎も、父親が、群馬県は教育先進県だということで、群馬県庁に職を得て、関宿(現千葉県野田市)から前橋市に移り住んだと聞いています。

 良い教育を求めて移住する。いつの時代にも教育はあれこれ論議されますが、移住においても「教育」はキーワードになるような気がします。